HSPとセルフカウンセリング~Yさんの体験より~

自分の既成概念に気づき、自分と相手をともに活かす交流をめざす
『セルフカウンセリング』を普及するNPOです。

写真はイメージです(photACより)
写真はイメージです(photACより)

2020年2月、ひきこもりケーススタディ研修会を開きました。そこに参加して下さったのが『Yさん』です。,

YさんはHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)という性質を持っています。

HSPとは『人よりも繊細で敏感な性質を持つ人』のことを指し、『物事をより細かく感じ取り、あらゆることに影響を受けやすい』性質と言えます。

YさんはHSPという性質を持っているため、幼い頃から人間関係で大変なご苦労をして、生きにくさも感じてきたそうです。

小学校1年生から学校に通うことが難しくなり、適応指導教室に通い、何とか義務教育を終えたそうです。

高校はサポート校に通いましたが、サポート校も現在のように多様なシステムではなく、当時は通信制の高校であるにも関わらず、ある一定の日数は通わなければならないシステムだったそうです。

そのため、学校に通うことに大変ご苦労されたそうです。

社会や学校は刺激が強すぎるからすぐエネルーギーが空っぽになってしまうんです。

また動けるようになるまでエネルギーの充電期間が必要になるんです」今は体調や気分に波があるけど、理解ある職場に恵まれて自分のバランス保ちなら一日2時間、清掃の仕事をしています」

Yさんのココロの支えになっているのがセルフカウンセリング。自分の気持ちがいっぱいいっぱいになった時、セルフカウンセリングの方法で相手との関りを書けると、自分と相手の気持ちがリアルに理解できます。

「セルフ・カウンセリングをやると相手が自分のことを心配したり、気にかけて話していることがわかるんです。

相手がそう思っていると思っていた勝手な自分の思い込みに気づけると〈なんだ、責められていたわけではないんだ!〉と思えて気持ちがスーと楽になるんです」

Yさんのお話を伺いながら、Yさんの自分の気持ちを粒立てて理解できる洞察力の深さ、また自分の気持ちを具体的に伝えられる表現力の高さを感じました。

Yさんの言葉から生きることにまっすぐな気持ちを感じました。

Yさんが会場までたどり着けるか不安な気持ち押して参加して下さったことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

(セルフ・カウンセリングは商標登録されています。)

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