一緒に活動する仲間の言動にモヤモヤ!

― 活動へのモチベーションを上げるコツは自己理解 ―

イメージ写真
写真はイメージです(PhotoACより)

先日、精神障害者の居場所作りの会を設立し、25年間地域でボランティア活動を続けてきている三浦さんからメールを頂きました。

私は、久しぶりに三浦さんと会って話すことにしました。

三浦さんは次のような悩みを打ち明けてくださいました。

 

三浦さんの会にKさんという60代の女性スタッフがいます。

Kさんは参加者に気配りのできるスタッフでしたが、参加者のいないところで参加者の様子について話すことがありました。

三浦さんはそのことで気持ちがモヤモヤしているとのことでした。

 

ある時、Kさんは「最近、3個のはずのお菓子が5個になってきていますけど・・・。

参加費が必要なイベントには(参加者は)来ないくせに、ただの(無料の)おやつの日には来るんですから」と参加者について話して来たそうです。

 

三浦さんはKさんの言葉を聞いて〈また、いつもの話しが始まった。

それがどうしていけないんだろう。

コロナで外出しにくい中、この場に来て下さるだけでもありがたいことなのに、Kさんはお菓子のことばかり言ってくる。

おかしいのはKさんだってこと分からないんだわ〉と思いました。

 

でも、その気持ちをそのままKさんに言うこともできません。

三浦さんは気持ちがモヤモヤしてしまったそうです。

 

三浦さんは「自分でもKさんに自分の気持ちを率直に言えるといいなって思うんだけれど、Kさんに言えないのよね」と言いました。

 

 私は三浦さんに「そうですよね。

自分の思ったままのことが言えたらいいなと思っても、日常では思った通りのことを言えないことってありますよね」と言いました。

 

そして「自分の思ったままのことが相手に言えないと思った時には、その気持ちの奥に大事にしているもう一つの気持ちがあるはずです。

その気持ちをつきとめられると、Kさんにどんな風に伝えていけばいいのか見えてくるかも見えてくるかもしれませんよ」と言いました。

 

 三浦さんは「そうね。。。考えて見るわ」との言葉を残して、その日は別れました。

 

 一週間後、三浦さんから電話がありました。

三浦さんは嬉しそうに「この前話していた、私が大事にしているもう一つの気持ちについて分かったことがあったの!」と言いました。

 

「あのね私、Kさんと一緒にボランティア活動してきて、ケンカはしたくない気持ちが強いかなって思ったのよ。

だっていつリタイアするか分からない年齢に差し掛かって来ているし、このまま自分の限界と思うときまで、穏やかにボランティア活動を続けたいと思っているのよ。

 

だから、これからもKさんには思ったままのことは言わないと思うわ」と言いました。

そして最後に「でも、Kさんにはいつか“あなたはそう思うのね。

私はこう思っているのよ”と微笑みながら静かに言えるといいなって思うわ」と言いました。

 

 三浦さんの言葉を聞いて、私は「三浦さんが自分の限界と思うときまで、

穏やかにボランティア活動を続けられることを私も願いますよ」と返しました。

 

三浦さんが自分の大事な気持ちを理解できたことを素晴らしいと思うと同時に、一つのことに真摯に取り組めるからこそ、三浦さんの笑顔はいつも輝いているんだなと思いました。

 

(セルフカウンセリングは商標登録されています。)

 

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