研修のスタートは、ふじみ野市立亀久保小学校 校長 熊谷 千佳子 氏よりご挨拶をいただきました。
私たちの心の中は誰にもわからないです。
だけれども、子どもの気持ちや考えを受け止めてくれる人が家庭にいるという安心感が大切だと思います。
複雑な世の中になっていますが、どうやって人に伝えるか、どうやって引き出して上げられるかという事を日々考えながら過ごしています。
この講座を通じて、ご家庭での実践につなげてほしいと考えています。
ふじみ野市立亀久保小学校 校長 熊谷 千佳子 氏
ーーー【研修の様子】ーーーーーー
夏休み目前に開かれたこの研修は、保護者の方に夏休みになり子どもと接する機会が増える中、子どもたちへの声掛けについて、少しでもヒントになる研修をお届けできれば。というPTA役員のみなさまの想いが詰まっていました。
「ダラダラしないでほしい」「宿題をすませてから遊んでほしい」頭ごなしに言うのは良くないとわかっているけどついつい口出しをしてしまう。そんなシーンを思い浮かべながらの研修です。
親である私たちに都合や気持ちが有るように、子どもにもそれぞれの都合や気持ちがあります。また、私達が子どもに話を聞いてほしい様に、子どもたちも自分の気持ちや考えを聞いてほしいですね。
ついつい言ってしまう。
この会話を一旦立ち止まれるとしたら、みなさんは、子どもたちにどのように接しますか?
いつもの自分を冷静に振り返る時間
いつもの子どもを冷静に推察する時間
次に対処するときは・・・と作戦を練る時間
後半のグループワークでは、日頃のご自分のセリフと、次に対処する場合はこんなふうに言ってみようかな・・・という工夫を凝らしたセリフを発表していただきました。
研修の様子 講師:櫻井 真理 (協会専任講師)
日々のせわしなく過ぎてしまう時間の中で、みなさんと一緒に考えることができたのは、とても豊かな時間でした。
当協会では、活動のテーマとして自分以外の他者との交流を掲げています。人は1人では生きられない生物で交流を通じて様々なものを獲得します。
その交流においてとても大切なのに見失いがちなことが「人権を尊重すること」「受けとめ伝え合い提案すること」ではないでしょうか。
この研修では、「人権を尊重すること」「受けとめ伝え合い提案すること」を日常のやり取りの中で「じぶんごと」として体験いただきながら学を深めていただきました。
ワークに取り組む様子
ーーー【参加者の感想】・アンケートより抜粋ーーーーーーー
・自分のコミュニケーションを客観的に見る良い機会となりました。また、他の方の言葉がけ、参考になりました。
・文字に起こしてみることで受けとめるよりも伝えたいことが先立っていることが分かりました。
・言葉がけひとつで受け止め方は変わると思いました。
自分の欲求を伝えてばかりだったので、まずは受けとめをしっかりとやりたいと思いました。
・講師の体験談がとても参考になりました。
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講師より
研修の中で、私は自分の失敗談をお話しました。
泣いている子どもをなだめようと、いろいろ言葉がけをした結果、
子どもをさらに激しく泣かせてしまった、という失敗談です。
子どもを泣かせるつもりは全くなかったのに・・。
慰めて、子どもの意欲を引き出したいだけだったのに・・。
なのに、なぜ子どもは激しく泣いたのか?
参加者は、集中力をとぎらせることなく、
講師の話を最後まで熱心に聞いて下さいました。
グループワークでは、参加者は自分で考えた言葉がけを、
発表し合い、聞き合い、和気あいあいと学び合われていました。
充実した90分を共に過ごせましたことに感謝します。
ーーー≪ 研 修 詳 細 ≫ーーーーーー
日時:2024年07月12日(金)10:00~11:30
場所:埼玉県ふじみ野市立亀久保小学校
内容: 話し方、聞き方のコツをマスターしませんか?
セルフ・カウンセリング🄬によるコミュニケーション・レッスン
講師:櫻井 真理 (協会専任講師)
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