新卒社員は、企業それぞれの社員教育プログラムで社会人としてのスキルを学びます。
コミュニケーション研修も、ビジネスマナー、メールのやりとりの仕方など、さまざまなプログラムが用意されています。
セルフ・カウンセリングによるコミュニケーション・トレーニングは、社会人としての土台となる、自分と相手を活かした本当のコミュニケーション力を養う方法として、注目されています。
弊協会は、社会人基礎力協議会に協賛しております。新入社員研修からフォローアップ研修までは、社会人基礎力の能力要素に基づいた評価および個人向けアドバイスシートもオプションで承っています。3年間のコミュニケーション力向上については、国際ビジネスコミュニケーション学会第78回全国大会でも発表しました。
●社会人として土台となるコミュニケーション力を1日研修で養う
過去12年間、毎年4月に新卒社員研修の「コミュニケーション力強化研修」として、セルフ・カウンセリングによるコミュニケーション・トレーニング4級を導入いただいています。
この企業では、新卒社員研修の中に、コミュニケーション研修を数多く取り入れておられます。
研修担当の方からは、「この研修は、さまざまなコミュニケーション研修の中でも、もっとも土台となる、自分の気持ちを理解し、相手の気持ちを推察し、自他ともに活かす本当のコミュニケーション力をつけるトレーニングと考えています。気持ちという部分に着目することで、社員のメンタルケアにもつながると考えており、このトレーニングは社員研修に欠かせないと考えているのです。」という言葉をいただいています。
●社会人基礎力に基づいた評価と一人ひとりへのフィードバック
研修後は、研修時に取り組んだワークシートをベテランの講師が添削。その後、社会人基礎力に基づいた評価から導いた一人ひとりのコミュニケーション力向上のためのワンポイントアドバイスシートを添削と共に返却し、学習の定着と更なるコミュニケーション力向上を図っています。
自分と相手のくいちがう欲求と共通する欲求を読みとり、そこからお互いが納得できる答えを探すことがわかった。欲求を抜き出してみると、違った考えが生まれた
新卒エンジニアが技術力を身につけて、企業に派遣されたとき、客先とコミュニケーションを円滑にしていくことをねらいとして、新卒エンジニアのためのコミュニケーション・トレーニングとして導入していただきました。
普通、コミュニケーションと呼ばれる他者の考えを読み解く工程の前にそれに対する自分の欲求を考えるという手法は斬新です。
私がどうしたいのかについて考えることは今までやったことはありませんでした。それを、知れたことは、エンジニアとして成長することに使えると思います。
自分の欲求と相手の欲求のくい違いは日常的によくあることであり、それをしっかり理解し、考えることでコミュニケーション力の向上に繋がる点が非常に印象に残っています。
コミュニケーション・トレーニングを受ける前は、業務打ち合わせのときに自分が希望する業務を主張することばかり考えていた。この講義のおかげで、客先の担当者の方が何を求めているのかについて考えをめぐらせることができるようにしたいです。