
セルフ・カウンセリング®という心理学(自己発見心理学)に基づいて、企業や個人を対象にコミュニケーショントレーニングを行ったり、コミュニケーショントレーナーの資格取得のためのセミナーを企画運営しているNPOです。
【活動報告_2025年8月22日実施】
長南町教育研究協議会夏季全体研修会
自分も相手も大切にできるコミュニケーション実践をめざして
― 人権尊重のためのコミュニケーション ー
セルフ・カウンセリング🄬を用いたコミュニケーションレッスンについて長南町教育研究協議会夏季全体研修会でお伝えしましたので、その様子をご報告いたします。
本研修は、教職員のみなさまと一緒に人権尊重とコミュニケーションについて考え、取り組む時間となりました。

ーーー【研修の様子】ーーーーーー
「人権を尊重し、多様な考えを活かすには、まず、自分で自分の気持ちを理解して、受けとめていくことが大切です。自分で自分の気持ちが理解できると、落ち着いて相手の話を聞く心のゆとりが生まれます。一人ひとりの違いを受けとめ、違いを活かしていくと、そこから新たなアイディアが生まれます。」
このことを実感して頂けるように
1.自分を知り自分を受けとめる
2.くい違い、思わぬ言葉の奥にある心のカラクリを理解する
3.自分も相手も大切に受けとめる言葉を発想する
の3点を狙いにしてワークショップを行いました。
自分がどんな相手を好ましいと思っていて、どんな相手を好ましくないと思っているのかを具体的に書き表し、そこから自分の価値観と、価値観が形成されたと感じるエピソードを書いて頂きました。先生方がエピソードまで丁寧に表現され、グループに分かれて発表されました。大変和やかに発表されている様子を拝見して、すでに先生同士の信頼関係が築かれていることが感じられました。
自分の価値観への理解を深めたところで、相手の立場に立って生徒、同僚、保護者の不安とやりくり(自己評価の試み)を読み取り、相手の気持ちを受けとめる言葉がけを考えるワークに取り組みました。先生方が相手の立場に立って相手の気持ちを推察し、相手を受けとめる言葉がけの発想に真剣に取り組まれたことが印象深く残っています。今以上に生徒、保護者、同僚の先生方の気持ちを大切にしていこうという気持ちが伝わりました。
長南小学校教頭 杉﨑峰子先生より----------
この度の講演では、セルフ・カウンセリングの理論に基づいて、自分自身、児童生徒、保護者、教職員の心理を理解していくことについて、懇切丁寧に、とても分かりやすく講話していただき、沢山のことを学ぶことができました。
途中、グループワークによるワークショップも行われ、職員間で活発に意見交換ができ、主体的な研修となりました。
私たちが日常の教育活動において、児童生徒や保護者、教職員とのコミュニケーションで、自分自身がどのようなときでも、自他を尊重し、互いを活かした人権尊重のコミュニケーションができるようにするためには、「相手の気持ちを受け止める、自分の気持ちを伝える、互いを活かす提案をする」伝え方を実践することが欠かせないと、改めて実感しました。
これらを、今後の日々の教育活動に生かせるよう、私たちの互いを活かしたコミュニケーション力を高めていきたいと思います。
本研修でご指導いただいたことをもとに、これからも職員一丸となって、長南町の教育研究に尽力していきたいと思います。
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講師より
一番印象に残ったことは、先生方の率直さ、熱心な取り組みです。様々なお立場をこえて、率直にご自分のお気持ちやエピソードを書き表し、グループ内で発表し合い、発表に耳を傾けて「そうだったの?」と共感し、互いを認め合うご様子に感動しました。
心を開いて内面を伝え合い、受けとめ合うことで、すでに築かれていた信頼関係がさらに深まって、お互いを尊重し合いながらグループの話合いを進めていらっしゃいました。
後半の、相手の不安や自己評価の試み(やりくり)を読み取るワークでは、様々な視点の読み取りがあり、他のグループの読み取りにも熱心に耳を傾けていらっしゃいました。相手に不安があることをふまえて、相手の気持ちを受けとめる言葉がけを発想したことで、相手を尊重して話をすることの意味を深く理解されました。「夏休み明けの学校活動に活かして行きましょう」という先生方のお言葉に、教育活動への熱い思いを感じました。
ーーー≪ 研 修 詳 細 ≫ーーーーーー
日時:2025年08月22日(金)14:00~15:30
場所:長南小中学校 視聴覚室
内容:自分も相手も大切にできるコミュニケーション実践をめざして
― 人権尊重のためのコミュニケーション ー
講師:山下優子 ・ 宮澤奈美江 (協会専任講師)
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研修の実施時の費用につきましては、ご負担の少ない様に、ご相談も含めてご対応させていただきますので、お気軽にお問合せください。
NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会 事務局
メール:self-c@jt7.so-net.ne.jp
TEL: 044-955-3226 / FAX: 044-954-3516
担当:宮澤 / 和泉
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