こんにちは。
セルフカウンセリング®という心理学(自己発見心理学)に基づいて、企業研修としてコミュニケーショントレーニングを行ったり、コミュニケーショントレーナーの資格取得のためのセミナーを企画運営しているNPOです。
セルフ・カウンセリングに関わって感じた各人の感想、思いつき等 あくまでも個人としての自由な意見・考え方をブログでお伝えしています。セルフ・カウンセリングを学ぶ上で、皆様の参考になれば幸いです。
今回の担当は、専任講師の牧野妙子さんです。
「ココロとカラダをスッキリ!!」(その1) 牧野妙子
◇相手の気持ちは分かったつもり?自分の気持ちは伝えたつもり?
「自分の言いたいことが相手に伝わらない」、
「伝えたつもりがうまく伝わっていなかった」、
「自分を抑えて相手に合わせすぎてストレスがたまってしまう」
こんなことを感じていませんか?
SNSが発達し、様々な人と気軽につながる事ができるようになっています。
けれども、それだけに気持ちの行き違いによるトラブルも増えているように感じます。
コミュニケーションには、ちょっとしたコツが必要です。
セルフ・カウンセリングによるコミュニケーション・トレーニングでは、その『ちょっとしたコツ』を皆さんにお伝えしています。
◇ 伝わるコミュニケーションのポイント
相手に伝わるコミュニケーションを実践するためにはどうすれば良いのでしょうか。
コミュニケーション・トレーニングでは、「伝え方の順序とコツの3か条」として、そのコツを皆さんにお伝えしています。
「伝え方の順序とコツ 3か条」
1.受けとめる
まず、相手の言った言葉や汲み取った気持ちを繰り返して相手に確認します。
2.伝える
自分が感じたことを伝えます。
3.提案する
相手の気持ちと自分の気持ちの両方を活かす提案をして、相手に問いかけます。
☆夫婦の会話の例
冬男さんはカレーが大好きです。そんな冬男さんのために、妻はいつもより時間をかけて特製のカレーを作ってくれました。
食事の時、冬男さんは「おいしい」と思った気持ちを伝えたつもりでした。
でも妻は不機嫌になってしまいました。
冬男さんはその時の会話を思い返して、書き出してみました。
妻は「今日は特製のカレーを作ったのよ。
どうかしら?」と言った。
私は「おいしいけど もうちょっとスパイスきかせたほうが
おいしいんじゃないかな」と言った。
冬男さんは、自分の言った言葉をあらためて読み返してみて、『これでは、“おいしいよ”という気持ちは伝わらないな。それよりも、スパイスが効いてなくて今一つだと言っているように受け取られてしまう。妻が不機嫌になるのももっともだ』と感じました。
そこで、冬男さんは、伝え方の順序とコツ3か条に沿って、妻への言葉がけを新たに発想してみました。
(つづく)
コメントをお書きください
関香澄 (水曜日, 21 12月 2022 11:09)
いつも思っていることです。
受けとめることが難しく私以外の人にはまず、うけとめてよと言うのですが
自分になると受けとめることを飛ばして、言ってしまうので、
私ってせっかち⁉️
なので、結果
受けとめてよと言われます。
受けとめることを飛ばすと話しが入ってこない、
わからなくなりますね。
難しいです。
牧野妙子より関 香澄 様へ (木曜日, 22 12月 2022 11:48)
関さんコメントありがとうございます。
関さんは、自分以外の人には「受けとめてよ」と言うけど、自分は受けとめることを飛ばして言ってしまうのですね。
ちょっとしたコツを知れば受けとめることは、難しいことではありません。
今回お伝えした「伝え方の順序とコツ3か条」の[1]受けとめる、を活用して、相手の言った言葉や汲み取った気持ちを繰り返して、相手に確認してみましょう。
相手の言った言葉を繰り返すと、気持ちを受けとめたことが伝わりやすくなります
次回はこの3か条を活用したら、どのように冬男さんの言葉が変化したのかお伝えします。
楽しみにしていてくださいね。
トンちゃん (月曜日, 26 12月 2022 05:01)
とても分かりやすくて役に立ちました。
そして、次回を読むのが楽しみになりました。
牧野妙子 (月曜日, 26 12月 2022 14:28)
トンちゃんさん
読んでいただいて有難うございます。
これからも、相手に伝わるコミュニケーションのコツを、分かりやすくお伝えしていきますので引き続き読んで下さいね。