こんにちは。
セルフカウンセリング®という心理学(自己発見心理学)に基づいて、企業研修としてコミュニケーショントレーニングを行ったり、コミュニケーショントレーナーの資格取得のためのセミナーを企画運営しているNPOです。
セルフ・カウンセリングに関わって感じた各人の感想、思いつき等 あくまでも個人としての自由な意見・考え方をブログでお伝えしています。セルフ・カウンセリングを学ぶ上で、皆様の参考になれば幸いです。
前回に引き続き、専任講師の牧野妙子さんです。
「ココロとカラダをスッキリ!!」(その6)
◇「どう解決するか」と考える前に
何か問題が生じた時、私たちがまず考える事はどんなことでしょうか。
それは、「どうしたら問題を解決できるか」ということなのではないでしょうか。
けれども、実は、「どう解決するか」と考える前に、まずしなければいけない事があります。
それは、「問題がどうあるか」ということをしっかりと見つめるということです。
「問題がどうあるか」を見つめるということは、どのような事なのでしょうか。
セルフ・カウンセリングでは、「問題状況の中で、自分が何に対してどう感じているか」について思いめぐらせてみるということだと考えています。
このように、問題のありようについて、自分がどう捉えているかを理解することができると、本当の問題は何なのかが見えてきます。そして、本当の問題に気づくと、問題解決への道筋も自然と見えて来るのです。
◇ 動画を見ながら宿題をしないで!
陽子さんには、小学3年になる娘さんがいます。
陽子さんの悩みは、娘さんがパソコンの動画を見ながら宿題をすることです。
娘さんには、宿題をする時は動画を見ないようにと何度も注意しています。
その場では「はーい」と返事をするのですが、しばらくすると、また動画を見始めます。
陽子さんはどうしたら良いのか悩んでいました。
陽子さんは、日記にその悩みを書いてみました。
[陽子さんが日記に書いたこと]
今日も娘は動画を見ながら宿題をしていた。
いくら叱っても言うことを聞かない。
どうしたら動画を見ずに宿題するようになるのだろう。
陽子さんには、問題は、動画を見ながら宿題をする娘にある、と感じられていました。
けれども、本当にそうなのでしょうか?
コメントをお書きください
牧野先生のフアンより (金曜日, 03 2月 2023 05:14)
「どう解決するか」と考える前に「問題がどうあるか」と見つめるということですね。気に入りました。
実は、私の孫(男)は、ゲームをしながら宿題をします。いくらゲームを止めてから宿題しなさいと言ってもやめません。ゲーム機を取り上げようとすると喧嘩になります。
1時間ですむところを3~4時間もかけてするので、困っています。
次回を心待ちしております。
ファンの方へ 牧野妙子より (金曜日, 03 2月 2023 11:15)
コメント有難うございます。
お孫さんがゲームをしながら宿題をするので、今回の例と同じような経験をされたのですね。「問題がどうあるか」を大切に考えていくことで本当の問題が見えてきます。
次回もよろしくお願いします。