「ココロとカラダをスッキリ!!」(その11)  牧野妙子

写真はイメージです(PhotoACより)
写真はイメージです(PhotoACより)

こんにちは。

セルフカウンセリング®という心理学(自己発見心理学)に基づいて、企業研修としてコミュニケーショントレーニングを行ったり、コミュニケーショントレーナーの資格取得のためのセミナーを企画運営しているNPOです。

セルフ・カウンセリングに関わって感じた各人の感想、思いつき等 あくまでも個人としての自由な意見・考え方をブログでお伝えしています。セルフ・カウンセリングを学ぶ上で、皆様の参考になれば幸いです。

前回に引き続き、専任講師の牧野妙子さんです。

 

「ココロとカラダをスッキリ!!」(その11)

 

[前回のあらすじ]

 

夜遅くに、晩酌をしながらゆっくり食事をするご主人。

ご主人の健康を気遣った春美さんは、「早く食事を切り上げて、早く寝てね」と繰り返し言うようにしました。けれども、ご主人は黙って晩酌を続けます。そればかりか、春美さんが言えば言うほど、ご主人の晩酌の時間は延びていきました。

 

◇ ご主人とのやりとりをセルフ・カウンセリングしてみる

 

春美さんは、ご主人が晩酌をしているときのことを、セルフ・カウンセリング(場面記述)で見つめてみることにしました。

 

 [春美さんが書いた記述]

 

主人は冷蔵庫からビールを持って来た。

私は〈あっ、また晩酌が始まる。ここからが長いのよね。ビール飲みながら、テレビを見ながら、ゆっくりゆっくり食事をする。今からだと、食事が終わるのは11時過ぎかしら。早く片づけてノンビリしたいのに、いつまで経っても片付かなくてイライラする。

食事が終わってから片づけなくてはいけない私のことも考えてほしいわ〉と思った。

私は「晩酌は早く切り上げて下さいね。身体のことも少しは考えないと」と言った。

 

◇ ギャップを探してみよう

 

セルフ・カウンセリングでは、記述を書いたら、その記述を読み返すことを大切に考えています。

その時、自分が思ったことと、言ったこととを比べて読んでみます。

セルフ・カウンセリングでは、思ったことは“私は〈   〉と思った”というように心の中でつぶやいたままの言葉を具体的に書きます。これを、心のセリフと呼びます。

言ったことは、“私は「    」と言った”というように、実際に言ったままの言葉を具体的に書きます。これを、セリフと呼びます。

心のセリフとセリフを比べ読みしてみて、その間にギャップがあったとしたら、そこに、コミュニケーションのカギが潜んでいます。

春美さんは、ご自分の心のセリフとセリフを読み比べしてみて、この二つがくい違っていることに気づきました。

春美さんが思っていたことと、言っていたことは、全く一致していなかったのです。

 

(つづく)  

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コメント: 2
  • #1

    東 由紀子 (木曜日, 16 3月 2023 10:15)

    夜のお食事の晩酌は大変だなと感じました。夜が遅くてもめますよね。
    お酒が飲めない私もお酒の席でひとりお茶を飲んで参加をしたりして、1次会帰りをしていました。コミュニケーションはバッチリはかれましたよ。さすが、女子会。

  • #2

    東 由紀子さんへ 牧野妙子より (木曜日, 16 3月 2023 12:25)

    東さん コメント有難うございます。
    女子会 楽しいですよね。
    お酒が飲めなくても、皆と楽しくコミュニケーションをとれることが一番大事ですね。
    私も女子会 大好きです。