NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会

姑の世話をしない夫にイライラ!

セルフカウンセリングで離婚の危機を回避できる?!

自分の既成概念に気づき、自分と相手をともに活かす交流をめざす
『セルフカウンセリング』を普及するNPO法人です。

イメージ写真
写真はイメージです(photoACより)

老老介護が社会問題として報じられる昨今、介護が必要になったことで、お舅さんやお姑さんと同居せざるを得なくケースが生じています。

そんな時、夫婦で協力し、介護できることが理想ですが、どちらか一方に介護の負担がかかる場合があります。

お姑さんの世話をしない夫にイライラしていたノゾミさんが、セルフカウンセリングに取り組んだ体験をご紹介しましょう。

 

■ 夫は何故自分の母親の面倒をみないのか!

 

姑が軽い脳梗塞にかかり、一人暮らしに自信が持てなくなったことから、姑との同居の話が持ち上がりました。

 

この話に私は戸惑いました。

でも、一人暮らしに自信をなくしている姑のことを考えると、無下に断ることはできません。

〈夫と二人なら何とかなるかな〉との思いもあり、姑との同居を私はしぶしぶ承諾しました。

 

実際に同居してみると、予想しなかったことが起こりました。

それは夫の姑に対する態度です。

私は同居したら、夫は私の負担を考えて、姑に関わってくれるだろうと期待していました。

私の期待とは裏腹に、夫は姑に「行ってきます」「ただいま」と挨拶はしましたが、それ以上話しかけることはありませんでした。

 

夫への期待が見事に裏切られたと思いました。

私は夫の態度に驚き、不満を感じました。

でも、私は自分の不満を夫に言って、夫が不機嫌になるのを恐れ、私の不満を夫に直接伝えることは出来ませんでした。

 

私は夫とのやりとりをセルフカウンセリングの専用のフォーマットに書きました。

直接言えない夫への不満を用紙に吐き出したのです。

 

私は〈もし私が自分の母親と同居することになったら、夫に負担をかけずに、自分が母親の面倒を見るだろう。

夫は何故、自分の母親の面倒をみようとしないのだろうか〉

という不満と疑問を常にココロの中に抱えていることが分かりました。

 

■ 親のために出来ることは自分がやる

 

ある日、母親の面倒をみたいと思う私と面倒をみない夫を思い浮かべた時、フッと自分自身のモノサシ(価値判断の基準)がココロに浮かびました。

 

それは、“親のために出来ることは自分がやること”というモノサシでした。

 

私が3歳の頃、父が結核にかかりました。

長い闘病生活を終えて退院した父は、しばらく家で養生した後、会社を立ち上げました。

 

母は父の体を労わり、父の仕事を手伝い、家事をこなしていました。

小学生だった私は、母の様子を見て〈お母さんは食事の支度をして、家の掃除をして、お父さんの仕事も手伝って忙しいなあ〉と思っていました。

 

母から「洗濯物を干して来て」とか、「お部屋を掃除して」と言われても、嫌とは思わずに、母から言われたとおりにやっていました。

洗濯物を干しても、部屋の掃除をしても、忙しい母から「ありがとう」と言われたことはありませんでしたが、〈自分が出来ることをやることで、お母さんが助かるんだ〉と思うと心が軽くなりました。

この体験から、“親のために自分が出来ることは自分がやること”は良いことというモノサシが身についたのだと気づきました。

 

■ 夫にとってのゴールが、私にとってのスタートだった

 

幼い頃のエピソードから、“親のために出来ることは自分がやること”というモノサシで、母親の面倒をみようとする自分を肯定し、面倒をみない夫を否定していたことに気づきました。

 

夫を否定していた根拠が分かると、少し気持ちが落ち着いてきました。

夫の兄弟関係に自然に意識が向きました。

 

夫は2人兄弟の長男です。

長男である夫は、母親である姑を引き取り同居することで、長男としての役割を果たしたいと思っているのではないかと思いました。

 

でも、嫁の私は、同居することで姑の世話という役割が増えました。

ここに大きなくい違いがあると気づきました。

 

長男である夫にとって、姑を引き取り同居することは、長男としての役割を果たしたことになるのです。

つまり、長男である夫は、姑と同居するという役割を果たすことが、長男としてのゴールだったのです。

 

それに比べて、姑との同居をして、姑の世話をする私にとっては、姑との生活はスタートだったのです。

姑との同居をゴールと思っている夫と、姑との同居をスタートと思っている私では、大きなくい違いがあったことに気づきました。

このくい違いに気づけると、妙に納得し、気持ちが落ち着いてきて、夫のモノサシを考えられるようになりました。

 

姑に関わろうとしない夫のモノサシは、“母親と同居して世話をすること”ではなく、“母親と同居すること”というモノサシなのかもしれません。

私のモノサシと夫のモノサシの違いを具体的に理解できたことで、私は心から納得して、姑の世話をすることができました。

 

セルフカウンセリングでは、自分のモノサシを捉えることを大切にしています。

モノサシは様々な経験を通して作られます。

自分のモノサシが理解できると気持ちが落ち着きます。

すると、相手の立場に立って、相手の気持ちを推察するゆとりが生まれます。

互いの気持ちを活かす交流が自然に生まれてくるのです。

 

(セルフカウンセリングは商標登録されています。)

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