セルフ・ヒーリングを学んで気づいたこと (2) 痛みや不調は、私に与えられた罰?

写真はイメージです(イラストACより)
写真はイメージです(イラストACより)

セルフカウンセリング®という心理学(自己発見心理学)に基づいて、企業研修としてコミュニケーショントレーニングを行ったり、コミュニケーショントレーナーの資格取得のためのセミナーを企画運営しているNPOです。このコラムでは、セルフ・カウンセリングにまつわる様々な情報をお伝えしています。

 

 

渡辺先生は「セルフ・カウンセリング」を土台として、更に「セルフ・ヒーリング」と「コミュニケーション・トレーニング」の学びを創って下さいました。 私が「セルフ・カウンセリング」に続いて「セルフ・ヒーリング」を学び始めたいきさつと、それによって生まれた気づきについて書いてみたいと思います。 (10年以上前の発表原稿に、多少の補筆・修正をしています)

  

セルフ・ヒーリングを学んで気づいたこと(2)

セルフ・ヒーリング基礎科では、まず最初に自分の今までを振り返って、「体と心の歴史を書く」という課題があります。私も早速取り組み、それを読み返してみました。

すると、読み返している内に、自分の体の“痛み(不具合)”に対して、私がとても我慢強いという事が見えて来ました。

【エピソード1】

中3のある日の授業中。お腹が痛いので机の上に腕を乗せてじっと我慢していたら、 先生が「体調悪かったら無理しないで衛生室に行きなさい」と言った。

 

【エピソード2】

高3の冬、祖母の一周忌を自宅で行っていた時。私はお腹が痛くて奥の部屋のコタツで横になっていた。
母は「こんな所で何してるの!沢山の人が手伝いに来てくれているのよ! すぐお勝手に行って手伝いなさい!」と言った。
私は痛みを我慢してお勝手に行き働き始めたが、すぐに配膳台の前で眩暈がし、貧血を起こしてその場にうづくまってしまった。

 

【エピソード3】 

大学生の時。
授業中腹痛に耐えていたら、先生が「具合が悪いんだったら無理しないで医務室にいきなさい」と言った。

【エピソード4】

結婚して数年後、社宅。冬の寒い日、夫が屋上でTVのアンテナを直すと言い出した。
私は夫の命令に従ってケーブルやペンチやハサミなどを取りに、2階の自宅から雪の降る4階の屋上へと、
子供をオンブして何度も往復した。お腹が痛くて苦しい、もうやめようと夫に訴えたが、全く聞き入れられず、
とうとう私は動けなくなって、自宅の座布団の上に倒れ込んでしまった。

 

他者から見れば、休んだ方がいいと思えるような状態でも、頑張って耐えている“我慢強い”私が見えてきました。 なぜそんなに無理して頑張るのか、傍から見ると不自然な事ですが、私には内心、思い当たるものがある事に気づきました。 私は小学校一年生の時、母から「そんなに悪い子をしていると、今に世界中の人から見放されるよ」と言われました。 <私は悪い子だ>という思いに深く捉えられ、<私は悪い子だから、そのうちに罰が当たってきっと何か悪いことが起こる>と常々感じていました。自分の体の“痛み”や“不調”も私に与えられた罰のように感じていたような気がします。 私はひたすらそれに耐え、結果として“我慢強い”“自分の体を大事にしない”私になっていったのではないか、と今にして思います。    (つづく)

ーー【募集中の講座のお知らせ】ーーー

① トーク・カウンセリング(全3回)講座 オンライン(Zoom) 定員10名

詳しくはこちらから

② コミトレ(4級取得)講座 2023年7月8日(土)10時-17時 オンライン(Zoom) 定員10名

詳しくはこちらから