セルフカウンセリング®という心理学(自己発見心理学)に基づいて、企業研修としてコミュニケーショントレーニングを行ったり、コミュニケーショントレーナーの資格取得のためのセミナーを企画運営しているNPOです。このコラムでは、セルフ・カウンセリングにまつわる様々な情報をお伝えしています。
9月のブログも協会専任講師である吉田みどり先生のコラムをお届けします。
パリという街のファンとして思うこと
暑さ厳しき折、皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
世の中は、コロナ感染症は5類に移行ということで、一気に人々の活動が戻ってきているようです。
こんな中、女性議員たちがフランスへ研修旅行へ出かけ、楽しそうな、写真を公開したら、
バッシングが起きているようです。(削除済みとのことです)
正直なところ、私も初見は、SNSに乗せなくてもいいのにね、とは思いました。
フランスと日本のモノサシの違いは多々ありますが、休暇の考え方は全く違っています。
日照時間が少ない国々では、ビタミンDをとるために、できるだけ太陽の光を浴びる事を奨励しています。
その為夏休みを3週間以上とるよう太陽光のある南へ行って過ごすことになっています。
そこで夏休みシーズンのパリには、旅行者しかいなくなります。夏、パリっ子は、2~4週間のバカンス(休暇)へ出かけてしまいます。
その間、地方のコロニーと呼ばれるキャンプに子供たちを預けて、親たちは、大人だけで過ごしたりもします。そして、日常生活に戻ると、精力的に働きます。
フランス人はバカンスのために、人生を楽しむために、働いているといわれていて、視察に行ったら、人の減っている、
すがすがしいパリで、喜びの写真を撮る気持ちは、私にはよく分かります。
コロナも、戦争も続いている、こんな世界を思うと辛い私たちです。
しかし、生きていて楽しいことは楽しい、嬉しいことは嬉しい、と表現できて、受けとめることのできる一瞬はとても大切です。
このひと時に感謝したら、日常生活に戻ってから、本気で仕事ができるのではないかな、とむしろ期待できると思います。
女性である、議員であるという条件にとらわれずに見れば、この写真は、活き活きと、心のびやかな、ありのままの、おばさんたちの集合写真ではないですか‼
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関香澄 (火曜日, 05 9月 2023 18:49)
パリは私も憧れです。
日本を出ると、小さい心だつたり、
視野が狭い事、
囚われていることや、
呪いのことばを聞いて過ごしていることがわからなくなっていることが、
わかり、受け止め、認め、
自分が自分らしく慣れるように思えます。
日本の議員さんて大変だなという印象です。
吉田 みどり (水曜日, 06 9月 2023 17:45)
関 香澄様
コメントありがとうございます。
パリの街への憧れに共感するお気持ちを送って下さり、とても嬉しいです。
たしかに、日本から距離をとって、外から自国を眺めると、視野が広がって、自分が囚われていることから、しばし、解放されますよね。
自分の持つモノサシに気づいて、自由になって、ありのままの自分を受けとめようとする、
セルフ・カウンセリングの方法と同じですね。私は、自分と距離を持ったところから、相手と自分を眺めてみる目線をいつも意識したいと思っています。
ところで、コメントの中に、
関さんは、「・・・囚われていることや、
呪いのことばを聞いて過ごしていることがわからなくなっていることが、わかり・・」
と大変、鋭いことを書いておられます。私は、具体的に囚われていることや呪いの言葉って教えていただきたいな、とこの部分に個人的に興味を持ちました。
そして、関さんにとっては、セルフ・カウンセリングの方法で自己探求するよいテーマになりそうにも感じました。
それでは、どうぞお元気にお過ごしください。