意識していなかった“差別”と“人権”

セルフカウンセリング®という心理学(自己発見心理学)に基づいて、企業研修としてコミュニケーショントレーニングを行ったり、コミュニケーショントレーナーの資格取得のためのセミナーを企画運営しているNPOです。このコラムでは、セルフ・カウンセリングにまつわる様々な情報をお伝えしています。

 

12月のブログも生江規子先生の「コンプライアンス研修に参加して、学んだこと・気づいたこと」をお送りします。

 

意識していなかった“差別”と“人権”

 

大熊先生からいただいた資料には”差別語“や”差別的な表現“についての具体例が多く書かれていました。それを読んで、正直なところ

<この言葉までも差別的ということになるの?>

と戸惑いも感じました。けれども「差別をしようとする意識はなくても、相手が差別されたと感じたり、不快に感じることがある」というお話にハッとしました。

 

差別語の例として、身体・精神障がい者に対するもの(めくら・キチガイ)・病気に関わるもの(らい・エイズ)・職業に関わるもの(くず屋さん)・地域に関するもの(辺境・都落ち)・人種民族に対するもの(外人・ニグロ)…などさまざまあります。

「これらの差別語は相手を不快にさせる、ということだけでなく、相手の人権をも損なうことになる」と、大熊先生は力を込めて話されました。資料にはひときわ大きな字で、“ひとりひとりの人権が擁護されること”と書かれてありました。

 

<これは言葉や表現だけの問題ではなく、その人の人権に関わる深い問題として受けとめなければ>

とさらに気持ちが引き締まりました。

 

第3回目の研修は、法務省人権擁護局の職員のかたのお話をお聴きしました。

前回の大熊先生のお話からも、「差別は人権にかかわること」だと伺っていたので、人権問題としての視点でのお話は自然に頭に入ってきました。

 

いろいろなジャンルに分けて話して下さったので、より理解しやすく感じました。

そのジャンル分けとは、・女性の人権 ・子どもの人権 ・高齢者の人権 ・障害のある人の人権・同和問題の人権・外国人の人権…などさまざまあります。

 

言葉で傷つけるだけでなく、待遇・対応などでの人権侵害もあることは、私たちも聞いたことがあります。たとえば、“女性の人権”では、職場での役割・地位・賃金の差など。”高齢者の人権“では、家族や施設の従事者による虐待など。”外国人の人権“では、入店、入居の拒否や嫌がらせなどです。

 

けれどもそれらの人権侵害を防ぐための対策や法律も考えられています。

 

たとえば“男女雇用機会均等法”や“いじめ対策推進法”、“障がい者基本法、差別解消法”など多岐にわたっています。いただいた資料の冊子を読み返しながら、人権侵害の現状と人権擁護局の取り組みとを併せて客観的に理解していくことが必要だと思いました。

 

つづく

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コメント: 4
  • #1

    関香澄 (土曜日, 09 12月 2023 17:43)

    差別は難しいですね。

    話を聞いているときは、
    差別していないように思っても

    いざ直面すると、
    差別的なことをいったりしてしまいますね。

    そんな、自分が嫌になったりします

    どうしたら良いか分からなくて、固まってしまいます。

  • #2

    東 由紀子 (土曜日, 09 12月 2023 19:07)

    人権と差別は永遠の課題です。
    知らないうちに人を傷つけているかもしれません。反省しています。
    一人一人が気をつけて解決すべきですね。

  • #3

    生江規子 (火曜日, 12 12月 2023 07:39)

    関香澄 様
    コメントありがとうございます。
    関さんがお書きになっているように、無意識のうちに差別的な見方や発言をしていた、と思い当たることが,私自身もいくつかあります。
    気づいたときは、焦ったり自分を情けなく思ったりしてしまいますね。固まってしまうお気持ち、よくわかります。
    けれども気づけたことをプラスにとらえて、今後に活かすことを大事にしていきたいですね。

  • #4

    生江規子 (火曜日, 12 12月 2023 08:01)

    東由紀子 様
    コメントありがとうございます。
    本当に人権や差別のことは、考えれば考えるほど難しく、大事な課題だと思います。
    言葉ひとつにも、つい過剰に慎重になりがちですね。
    大熊先生は「この言動は大丈夫かどうか、と恐れているだけではなく、常に(認識を)
    Up-Date していくことが大事」とおっしゃっていました。
    自分の認識を自覚し、見つめなおしていくことが大事、ということは他のさまざまなことにも共通しているといえそうですね。