NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会

家族にイライラするのはどうして?

家族へのイライラが軽減する秘訣

自分の既成概念に気づき、自分と相手をともに活かす交流をめざす
『セルフカウンセリング』を普及するNPO法人です。

 

イメージ写真
写真はイメージです(PhotoACより)

他人にはイライラしないのに、家族にはイライラしてしまう、という経験をしたことはありますか?

 

保育士のレイさんは、家族にイライラする日々を過ごしていました。

レイさんは2歳年上の姉と両親と一緒に暮らしていました。

保育士として2年目のレイさんはようやく仕事に慣れてきましたが、まだ慣れないことも多く家に帰るとクタクタです。

 

姉は大手商社に勤務していて、両親の自慢の娘です。

両親と姉はいつも仲良く話していましたが、レイさんは家族と会話をすることが嫌いでした。

家族で話しているとイライラしてきて、爆発しそうになるのです。

 

そのため、なるべく遅く帰宅して、家族との接触を避けていました。

 

ある時、ネットで検索していると、「セルフカウンセリングによるコミュニーケーション・トレーニング」というサイトにたどり着きました。

ちょっと面白そう、と思ってやってみることにしました。

 

レイさんは家族と会話をしていると、どうしてイライラするのかを知りたいと思いました。

そこで、セルフカウンセリングの方法で自分と相手のやりとりを書いてみることにしました。

 

 

【家族との会話の場面】

 状況:ある日、家族で夕食を食べている時のこと。

 

母は「ユイ(姉)は海外とやりとりしているから、仕事中はちゃんと食べていないでしょ。

夕食くらいはしっかり食べなさいよ」と言いました。

姉は「はいはい、分かりました。美味しく頂きます。

レイこそ子どもたちの事が気になって簡単に済ます事が多いんじゃない?

レイこそしっかり食べた方がいいよ」と言いました。

私は〈お姉ちゃん、私のこと気にかけてくれているんだ。嬉しいな〉と思いました。

母は「あら、レイは大丈夫よ。小さい頃から要領がいいんだから。

上手にパパッと食べているわよ。

ユイは小さい頃からおっとりしているから心配なのよ。

周りの子に追い抜かれてばかりいたからね。気をつけなさいよ」と言いました。

私は〈お母さん、お姉ちゃんのことばかり心配して、私のことは心配じゃないんだ。

私だって時間がなくてお昼ご飯を食べられないことだってあるんだよ。

お母さんは全くわかっていない。

いつもお姉ちゃんのことばかり気にして、私のことなんてどうでもいいんだ。

なんだかイライラしてきた。あーもう、イヤだ!

いつも家族で食事をしているとイライラしてくる。

さっさと食べて自分の部屋に行こう〉と思いました。

 

【自分の場面を読み返して気づいたこと】

家族にイライラしていると、私はずっと思っていましたが、家族とのやりとりの場面を書いて、母の言動にイライラしていたのだと初めて気づきました。

母が姉と私を比較して話していることに、私はイライラしている事が分かりました。

むしろ、自分のことを心配してくれている姉に対しては好感を持っている事が分かりました。

特に、母の“レイは大丈夫よ”という言葉に私はイライラしていることが分かりました。

自分の存在を軽くみられているような気持ちになるのです。

何度か自分の場面を読み返しているうちに、幼い頃の記憶がよみがえってきました。

 

【幼い頃の記憶】

幼い頃から、できの良い姉とできの悪い私は比較されて育ってきました。

学校の成績も良く、スポーツも万能、先生からの評判がいい姉はクラスの人気者でもありました。

そんな姉を母はよく自慢していました。

親戚やご近所の方にできの良い姉のことを自慢げに話している姿をよく見かけました。

 

一方、私はクラスで目立たない存在でした。

成績は普通でしたし、取り立てて良いところも見つからないタイプでした。

学校では“ユイの妹”と言われる事が多く、自分の存在を認められていないように感じられました。

母が私の話をしているところは一度も見たことはありません。

そんな姉との比較の中で成長してきた私は、姉に対してコンプレックスの塊になっていたのではと気づきました。

 

【母に心配してほしいと願っていた私】

家族との場面を読み返して、私は母に心配してほしいと願っていたことに気づきました。

 

母に自分の存在を認めてもらえていないように感じられて、イライラしていたことに気づきました。

自分のイライラの原因が分かって、不思議と心が軽くなりました。

 

そこでもう一度、家族とのやりとりの場面を読み返してみました。

すると、母は母なりに私を信頼しているのかも、ということに気づきました。

それは“レイは大丈夫よ。小さい頃から要領がいいんだから”という言葉です。

レイは小さい頃から要領がいいと私を評価してくれているように思えてきました。

今まで、自分がダメと言われているように感じてきた母の言葉がまるで真逆に見えてきました。

私は一人で空回りしていたのではと思えて、クスッと笑いがこぼれてきました。

 

 

セルフカウンセリングの方法で、自分と相手のやりとりを具体的に書けると、自分のイライラの原因が見えてきます。

 

イライラの原因が分かると、相手の言動も別の角度から捉えられる可能性が生まれます。

イライラの原因が理解できることで、相手と新しい関わり方で信頼関係を深められる可能性も生まれます。

家族との会話を楽しむこともできてくるでしょう。

 

(セルフカウンセリングは商標登録されています。)

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